都市環境コース 卒業研究・卒業設計 中間発表(10月12日)

都市環境コースの平成30年度の卒業研究・卒業設計の中間発表会を10月12日に開き、9人の教員が担当する5年生44名が、それぞれの研究・設計の要旨や内容についてプレゼンテーションを行いました。年度末の2月に開催する卒業研究発表会に向け、研究課題の選定理由や手法、分析結果など、途中経過を1人当たり2分の持ち時間で発表し、教員や学生からの質疑に答える流れで進みました。

発表を聞いた教員からは、建物の設計について「地理的条件や行政条例など、どんな条件下で建てることを想定するかを明確に」「研究の意義付けとなる統計やデータ、前例などを示せるように」などのアドバイスがあり、他にも「もっと効率的に調査データが得られる方法がある」「実験結果が伝わりやすいようプレゼン・発表の仕方を工夫しては」などのアドバイスがありました。

学生たちが研究は、土木、建築、道路、交通、水質など、私たちの身の回りの多岐にわたる分野に及びますが、今回教員が特に指摘したのは「工学」であるということ。社会のさまざまな課題を工学的見地から見つめ、実験・実証し、解決していく大切さを改めて学生たちに伝えました。

今年度の研究テーマは以下の通りです。

 

▽田口研究室

①地震時の地盤の液状化に関する研究(斎藤、田原、辻本、服部)

②補強土工法に関する研究(飯田、太田、中森、弓手)

 

▽中平研究室

名張市内のコミュニティバス乗り込み調査に基づく研究(今城、小倉、田中、中尾、服部、藤田、前田、小林)

 

▽田中研究室

近大の鉄筋コンクリート造モダニズム庁舎の保存・修復に関する研究(植田、奥中、川本、菊田)

 

▽奥井研究室

①デイサービスと保健センターの複合施設(仮)(高橋、松本)

②総合スポーツクラブの設計案(今奈良)

 

▽森本研究室

①人口が3分の1まで減少した未来の建築を考える(山崎)

②個人住宅と集合住宅の間(あいだ)(中山)

③伊賀市庁舎再編計画(大田)

 

▽青木研究室

①奈良県の観光宿泊者数の増加を目指した複合宿泊施設の計画(播)

②商店街の活性化 空き家・空地の再利用(余田)

③災害からの復興 台風による河川の災害(鉢本)

 

▽五十石研究室

空間構造の可能性

①膜構造(戌亥、庄司、北川)

②ジオデシック・ドーム(水谷、吉村)

 

▽松岡研究室

銅線を用いた橋梁模型実験(佐藤、瀧川、西脇、松木平、南出、山本)

 

▽安井研究室

①塩素消毒における薬剤耐性大腸菌の不活化特性(牛草、小林、清水)

②紫外線照射における薬剤耐性大腸菌の不活化特性(西尾、福)

③塩素・紫外線の組み合わせ処理による病原微生物の不活化特性(村田、山本)

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