近畿大学工業高等専門学校


JABEEへの取組(2012改定前)

JABEE 中学生 高校生 高専生 短大生 保護者 後援会 在校生 教職員 日本技術者教育認定機構

日本技術者教育認定機構(JABEE)に対応する教育プログラムについて

教育プログラム「もの創り工学」

技術者教育を行う高等教育機関では、教育の質が社会的に満足すべき水準にあり、その教育を受けた学生が、技術者として国際的に認められるために必要とされる最低限度の知識や能力を身に付けていることが求められています。このため近畿大学工業高等専門学校では、本科4、5年および専攻科1、2年の計4年間のカリキュラムで構成される教育プログラム「もの創り工学」を設けています。

この教育プログラムはJABEE日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board of Engineering Education)の基準に準拠したもので、平成19年度にJABEE認定審査を受審し、工学(融合複合、新領域)関連分野における2007年度JABEE教育プログラムとして認定を受けました。

本教育プログラム修了生は「修習技術者」として認められ、次のような特典があります。

  1. 国際的な技術者として認められます。
  2. 就職や進学に対して有利となります。
  3. 「技術士」の一次試験が免除となります。
JABEE認定証
JABEE認定証

【近畿大学工業高等専門学校の教育プログラムが目指す技術者像】

本教育プログラムは「社会の技術発展に貢献するための広い視野からもの創りを考え、それぞれの専門分野の高度な知識と幅広い工学的素養をもって、考えたものを実現していく開発型技術者」の育成を目標としています。

【本教育プログラムの学習・教育目標】

本プログラムの修了者が身に付けなければならない姿勢・知識・能力を学習・教育目標として掲げています。

(A)工学の基礎となる学力や技術を身につける。
  • (A-1)数学、物理など工学の基礎となる学力を身につける。
  • (A-2)情報リテラシーを習得し、情報を収集、分析し活用する能力を身につける。
(B)実践的なデザイン能力を身につける。
  • (B-1)専門分野の基礎知識をベースに、より深い専門知識を修得するとともに、関連する他の専門分野の基礎知識を修得する。
  • (B-2)実践的な問題に対し、習得した知識を活用して、解決に向けて計画を立案し、継続的にそれらを実行できる能力を身につける。
  • (B-3)コンピュータを活用して自らの創造性を具現化するデザイン能力を身につける。
(C)技術者としての健全な価値観や倫理観を養う。
  • (C-1)最新の技術や物事に対する探求心を持ち、自主的、継続的に学習できる能力を身につける。
  • (C-2)自然と生命の尊厳を正しく理解し、併せて互いの人権を重んじ、共生の理念を育む。
  • (C-3)知的財産権などの基礎知識を理解し、社会的ニーズへの即応性を身につける。
(D)幅広い教養に基づく豊かな人間性の養成
  • (D-1)人文科学、社会科学、自然科学などの幅広い教養を身につける。
  • (D-2)身近な問題から地球規模の問題まで関心を持ち、物事を考えることができる能力を身につける。
(E)コミュニケーション能力の養成
  • (E-1)日本語で論理的に記述、発表、討議できる能力を身につける。
  • (E-2)外国語によってコミュニケーションがとれる基礎能力を身につける。

【履修対象者】

「もの創り工学」教育プログラムは、本科4、5年および専攻科1、2年の4年間が対象となります。本科4年次進級時に教育プログラム履修者登録を行います。履修登録のできる者は希望者のうち次の要件をすべて満足する学生です。

  1. 次の受入れ方針のいずれかに該当する学生
    1. もの創りに興味がある人
    2. 工学の基礎素養があり、幅広く工学技術を習得したい人
    3. 人間性豊かな専門技術者として社会に貢献したい人
    • 内部進学生の場合、1〜3年次の全必修科目に合格し、60点未満の合格科目が5科目以内の学生、 または6科目以上であるが面談によって適切と認められた学生。
    • 4年次編入生の場合、高等学校での5段階評価での平均の成績が3.0以上の学生、 または3.0未満であるが面談によって適切と認められた学生
  2. 技術系の分野への進路(進学、就職)を希望する学生

本科卒業生の中には就職や大学編入学する者もいますので、本校専攻科の入学試験に合格し専攻科に入学した学生全員が正式に教育プログラムの履修者となります。

【履修について】

履修計画
教育プログラム「もの創り工学」の修了要件を充分踏まえた上で、履修計画を立てなければなりません。 本教育プログラムでは、専攻科を修了しかつ学士の学位を取得することが要件に含まれますので、 履修に際しては専攻科の修了要件および学位授与要件を考慮に入れ、更にプログラムの履修要件を満たすように履修計画を立てることが必要です。
単位の認定
各授業科目には学習・教育目標に対応した「到達目標」が設定されシラバスに記載されています。 単位認定は「到達目標」に達したかによってなされますので、到達すべき内容をよく理解して学習に臨んでください。
再評価

教育プログラムの単位は60点以上の科目のみ認定します。 総合システム工学科4、5年の科目(平成17年度以降本科入学生)は60点以上で単位を認定しているので問題ありませんが、 平成16年度以前本科入学生は50点以上で単位を認定しているので、教育プログラムの単位として認定されない場合があります。

該当科目については、補講を行い、試験・レポート等により再評価し認定する場合があります。 再評価は本科ならびに専攻科で実施が可能で、それぞれの科目の当時の担当教員または相当の別教員が実施します。 ただし再評価によって60点と認定されても、さかのぼって本科の成績が書き換えられるわけではありません。

他の高等教育機関から本校の専攻科に入学した学生が取得した単位の認定
本校以外の高等教育機関出身者で本校専攻科に入学した場合、本教育プログラムの単位としては、次に示す原則により認定の判定を行います。
  1. 出身教育機関がJABEE認定校である場合

    出身教育機関のプログラムと本校の教育プログラムと照らし合わせ、教育プログラムの科目群に該当する科目で、 出身校でJABEEの認定単位として認められているものについては、そのまま本教育プログラムの単位として認定します。

  2. 出身教育機関がJABEE認定校以外の場合

    出身教育機関のプログラムと本校の教育プログラムと照らし合わせ、 教育プログラムの科目群に該当する科目について、その評価が60点以上の場合は本教育プログラムの単位として認定します。 評価が50点以上60点未満の場合は、補講を行い、試験・レポート等により再評価し認定する場合があります。

【教育プログラム「もの創り工学」の修了要件】

本教育プログラムを修了するには次の要件をすべて満たす必要があります。

  1. 本プログラムにおいて、124単位以上(そのうち専攻科では62単位以上)を取得すること。
  2. 学士の学位を取得すること。
  3. 本教育プログラムにおいて1,800時間以上の学習保証時間を経ていること。 ただし、人文科学、社会科学等(語学を含む)の学習保証時間は250時間以上、 数学、自然科学、情報技術の学習保証時間は250時間以上、専門技術に関する学習保証時間は900時間以上とする。
  4. プログラムが設定する次の基礎工学に関する科目群の中から少なくとも1科目、合計6科目以上の単位を修得すること。
    1. 設計・システム系科目群
    2. 情報・論理系科目群
    3. 材料・バイオ系科目群
    4. 力学系科目群
    5. 社会技術系科目群
  5. 別に定める学習・教育目標の達成度評価基準を満たしていること。