名張市長を表敬訪問 高専デザコン「審査員特別賞」を受賞

令和2年12月5日・6日にオンラインで開催されたデザコン2020の創造デザイン部門で、近畿大学工業高等専門学校都市環境コース(建築系)の学生が提案した「名張の水路発見-子供の遊び場ふたたび-」が審査員特別賞を受賞しました。

令和2年12月22日(火)に、学生(デザイン技術部部員)と指導教員が名張市長の亀井利克氏を表敬訪問し、受賞の報告をしました。
都市環境コース(建築系)の建築史研究室(指導教員:准教授 田中和幸)では、名張市旧町の調査研究を継続的に行っており、町家や水路の特徴を明らかにしてきました。今回受賞したプランは、名張市にたくさん張り巡らされている水路のほとんどが、ふたをかけられたり枯れている中、どうすれば魅力を感じられるようになるのか、そして名張川の改修工事に伴って伐採される竹をどう生かすのか。をテーマに、実際にある5カ所の水路を魅力的にするための提案をしたものです。

具体的には、市内在住の竹あかりアーティスト「竹雀(たけすずめ)」と学生がコラボし、少子高齢化が進んで町家の老朽化や空き家の増加が問題視されている名張市旧町エリアで、地域の子供たちとワークショップで作った竹灯を水路沿いに設置し、SNSで発信するなど、忘れられている水路を生かし、モノづくりの楽しさを伝えるプランです。この提案に対して、審査員から「旧町エリアにかつての賑わいを取り戻すことを期待したい」と評価され、24チームの中から審査員特別賞を受賞しました。今後、この提案を地域住民はじめ多くの人々に知ってもらい実現させることで、名張市旧町エリアが魅力ある街として脚光を浴びることをめざします。

   

 

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