機械システムコースの研究室ではこんな研究をしています

熱工学研究室

指導教員 : 萩野 直人 准教授

気化熱を利用して、効率良く冷却する技術を研究しています。

約34℃で沸騰し電気を通さないフッ素系液体と、表面に特殊な加工をされた金属箔を使い、
気化熱を利用して、熱源を冷却するのに最適な条件を研究しています。

電気自動車などのバッテリーやスーパーコンピュータ等への応用が期待される技術です。


 

流体工学研究室

指導教員 : 荒賀 浩一 准教授

各種熱流体現象に関する実験的、解析的研究を行っております。現在は、

  • 3DCADおよび流体シミュレーションソフトを用いて競技用ソーラーカー周りの流れを詳細に調べるとともに、その結果を基にした、より空気抵抗の少ない車体設計
  • 飛行機などの流れの剥離抑制技術の一つとして注目を集めているプラズマアクチュエータを、伝熱促進技術へと応用するための実験的研究
  • 界面活性剤水溶液等の抵抗低減機能を有する流体が管路内を流れる際の流速や圧力の変化などを実験的に調べることで、管摩擦抵抗が低減されるメカニズムを解明する研究

を行っております。


 

制御工学研究室

指導教員 : 久貝 克弥 教授

溶接をロボットに任せる為に、センサの精度を上げる実験をしています。
人為的に、ロボットの妨害をし、どのようにセンサが動くか測定しています。
工場で実用されている株式会社ダイヘン製のロボットを使って実験しています。

また、近大マグロ型のロボット製作をしています。
スクリューのデメリットである、海草の絡まりや、砂の巻き上げ、また人的安全の確保のため、
海洋調査での活躍を目標にヒレで遊泳可能なマグロ型ロボットの研究をしています。


 

加工学研究室

指導教員 : 中村 信広 准教授

那智黒石の粉末を加工する研究を行っています。

溶射ガンを使い、3500度もの熱で溶かして加工し、新商品を製作することを目的としています。
那智黒石特有の黒味を出せるよう、酸化を防ぐ溶射方法を研究しています。


 

車両運転計測制御研究室

指導教員 : 後藤 武志 教授

運転席を模したローリングシミュレーター装置を使って、
車体を左右に傾斜させる力を発生させて、ロール方向の乗心地の研究をしています。

また、自動運転とドライバーとの協調を目指し、制御によって車線をはみ出さないようにする操舵システムの研究、
さらには夢の実現として空飛ぶ車の操舵特性についても研究をしています。


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