夏見廃寺CG資料提供について名張市長より感謝状をいただきました。

名張市教育委員会文化生涯学習室室長 宮前浩幸様、同参事 谷口文隆様にご来校いただき

夏見廃寺展示館にCG資料を提供したことについて名張市長よりの感謝状をいただきました。

 

<夏見廃寺CG資料についての概要>

制御情報コース5年生前田耕輔君が、名張市夏見の国史跡・夏見廃寺をVR(仮想現実)映像で復元しました。VR用ヘッドセットを着けると、1000年以上前に失われた金堂、講堂、三重塔が眼前によみがえり、伽藍を自由に歩き回ったり、金堂の扉を開けて黄金色に輝く仏像レリーフ「塼仏(せんぶつ)」を鑑賞したりできます。
夏見廃寺は、名張川右岸の夏見男山南斜面にある古代寺院跡で、出土遺物から7世紀の末から8世紀の前半に建立された「昌福寺」と推定されています。現在は跡地となっています。約3年前に、名張市市会議員より夏見廃寺のプロジェクションマッピングのようなことができないかと持ち掛けられました。前田君が2年生の時に、夏見廃寺展示館へ行き、いくつかの資料をいただきました。名張市が所有する柱穴の図面を元に、1年余りかけてコンピュータグラフィックス(CG)で4棟を描画しました。さらに、昨年春から1年がかりで、このCG映像をVRに移植しました。VR用ヘッドセットを着けた本人が見る方向に合わせて映像が動き、あたかも伽藍にいるような体験ができます。また、別のコントローラを操作して、前進して建物に入ることや、空を飛んで寺全体を見下ろすこともできます。今後はこの空間に忍者を登場させて、様々な忍術を使えるようにするなど、対戦ゲームに仕上げていく予定です。
この活動が認められて、マスコミ各社で取り上げられました。また、名張市教育委員会文化生涯学習室によって、名張市立夏見廃寺展示館にCGの動画を展示していただくことになりました。今後もオープンキャンパス,文化祭,地域のイベントなどで積極的にこのシステムを活用して,地域への貢献を目指します。

・毎日新聞 伊賀版 2019.5.8「夏見廃寺を”歩こう” 立体的に復元CG体験」
・朝日新聞 伊賀版 2019.5.9「夏見廃寺VRで追体験 名張の誇り親しみもって 近大高専生 建立時の金堂・三重塔」
・中日新聞 伊賀版 2019.5.9「夏見廃寺CGでよみがえる 名張近畿大高専が11日に体験会」
・読売新聞 伊賀版 2019.5.12「夏見廃寺VR映像で復元 柱穴図基に描画 自由に伽藍 歩き回れる」
・伊勢新聞 2019.5.12 「学校説明会でVR 近大高専,中学生ら作品体験」
・アドバンスコープ 2019.5.13 地域ケーブルTVにて,学校説明会の状況を放送
・読売新聞 奈良版 2019.5.14「夏見廃寺VR映像で復元 柱穴図基に描画 自由に伽藍 歩き回れる」
・名張市立夏見廃寺展示館にCGの動画を展示 2019.5.14
・中日新聞 伊賀版 2019.7.25「VR技術で手裏剣投げ」
・毎日新聞 伊賀版 2019.7.26「手裏剣打ち仮想体験」
・讀賣新聞 伊賀版 2019.7.30「VRの夏見廃寺で手裏剣」
・毎日新聞 伊賀版 2019.8.4「VR技術で手裏剣打ち」

 

 

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