5年電気電子コース古川智規君がTOEIC公開テストで800点近く取得しました

5年電気電子コース古川智規君がTOEIC公開テストで800点近く取得しました

どうやってその点数に至ったかを本人にレポートしてもらいました。

初回 2020年 1月 (3年) IPの結果 300 (L200 R100) 

私の初めてのテストは2020年1月18日に受けた学校のIPテストです。

同級生が多く受けていたことや、3、4年で資格を複数個取得したいと思っていたので受験しました。しかし、勉強をせずお試し受験のような感じで受験したので、テストの形式、単語、点数の見方など全く分かりませんでした。

 

2回目  2020年 7月 (4年) IP結果 375 (L255 R120)75点アップ

コロナの影響で遠隔授業の時に、近大高専ホームページで中澤さんのページを見て憧れ、もう一度受けてみようと思い受験しました。

勉強内容 テストの形式を勉強しましたが、特にこれといった勉強はしませんでした。

 

3回目  2020年 9月 (4年) IP結果 525 (L330 R195)  150点アップ 

初回よりはテストについて理解したつもりで受験をしたのですが、点はあまり変わりませんでした。その時資格を1つも持っていなかったので、4年の8月から本気で勉強をするようになりました。夏休みの多くの時間をTOEICに費やしました。まず最初の目標点を600点に設定し、この点数を超えたら続けるかやめるかを判断しようと決めました。ちなみにこの時期からTOEICと同時進行で第2種電気工事士の勉強を始めました。前期期末テストと日が被り人数が3人と少なかったですが受けました。

勉強内容・・・単語を800単語を目標に暗記しました。完全には覚えられなかったです。

       当時の最新版の公式問題集2冊を買いました。1冊の模試を試し復習することを1周行いました。

 

4回目  2020年  11月  (4年) IP結果 610 (L305 R305)  85点アップ 最初の目標の600点を4か月で達成

3回目は400点台はとれた自信がありましたが、500点台を獲得することができ、勉強の成果がスコアとして返ってき、モチベーションがかなり向上しました。このぐらいの時期から、TOEICの勉強を毎日することが当たり前のようになりました。この時は1週間後に後期中間試験と、2週間後に電気工事士の実技の試験が重なっていましたが、、時間管理をしっかりとし一つ一つに集中しました。そして本格的に勉強を始めて、4か月で目標の600点を超えました。そしてこの時、まだ少し就職活動までに余裕があったので点数を上げることを決意しました。

勉強内容・・・単語帳の1000単語を終わらせる気持ちで暗記しました。

       文法問題(part5)の参考書を買い毎日解きました。

       公式問題集の残りの1冊と、前回の模試の復習をしました

      中澤さんのように移動時に音源を聞くこともしました。公式問題集は同じものを何度も繰り返し聞き、リスニングの音源を覚えるぐらいまで勉強しましました。

 

5回目 2021年 1月 (4年) 公開テスト結果 665 (L370 R295)  55点アップ

この時に初めて公開テストを受けました。

※公開テストは三重県では2か月に1回なので注意です。

この時は後期期末テスト前でした。期末テストが終わると就職活動が始まるので年内最後の気持ちで700点を目指して受験しました。しかし700点を超えず、点数はアップしたものの、個人的にはスコアが停滞したように感じました。

勉強内容・・・前回と同じ内容を行いました。

       単語の理解度を深めるために何周も繰り返しました。

       また図書館の冬休みの長期貸し出しを利用し、置かれている模試を1冊借り行いました。

 

6回目 2021年 9月 (5年) 公開テスト結果 755 (L380 R375)  90点アップ 

その後は後期期末テストや就職関係の情報集めや、SPI対策のためにTOEICの勉強を中断しました。5年に進級し4月に内々定を頂き、新しく乙種第4類危険物取扱者の資格勉強を始めました。この頃、高専大会の練習も重なっていたのでTOEICはほとんど手を付けていませんでした。

一時中断して約8か月ぶりに勉強を再開しました。長い間TOEICに手をつけていなかったのでもう一度、基礎の単語から勉強しつつ、今までの結果からリーディングが低かったので、リーディングの勉強を重点的にしました。

勉強内容・・・600点を取得した時と同じ勉強内容を再びしました。

       単語の復習、文法問題、模試の解き直しを行いました。

 

7回目 2021年 11月 (5年) 公開テスト結果 725 (L410  R315) 30点ダウン

リスニングが400点台に到達したものの、リーディングが落ちてしまいました。ここまで600、700点台を点数の停滞があったものの、少しづつ上がっていたのですが、ここにきて点数が落ちました。

勉強内容・・・公式問題集の最新版が発売した頃だったので、最近の傾向を知るために買い、模試を行いました。ほかにも単語帳を繰り返し行いました。

 

8回目 2022年 1月 (5年) 公開テスト結果 795 (L420 R375) 70点アップ

リーディングの点数を落としてしまったので、新しい単語帳は800単語と新しい模試2回を徹底的に行い、単語レベルを上げました。また冬休みの時間を使い、新しく買った模試と前回に使用した公式問題集を完璧にすることだけに集中しました。他にすることを増やすことなく自分自身が決めた問題しかしない方法を行いました。

 

古川君から後輩へ一言アドバイス 

私は約1年で点数を500点アップさせることができました。しかし点数は世間一般から見てまだまだ低いです。ですが結果はどうであれ、1年もの時間を費やし、点数を上げることに成功したプロセス、努力は社会に出てからも自分の武器となるでしょう。これからのグローバル社会が加速し英語が必要となる企業が多くなる中で生き抜くために必要な点数は取得できたかなと思います。もちろん満足はしていません。

 この期間中に大事に思ったことは、第2言語を習得するためには長期的にまとまった時間を取ることができ毎日勉強することを習慣化していく事です。毎日さぼらずに単語を覚えることができるか、リスニングの音声を毎日聞くことができるか、これぐらいのことは当たり前に出来なければいけません。これができなければ点数は上がりません。これを継続すれば点数は確実に上がりますが、「壁」というものも存在します。点数が上がり続けることが理想ですが、勉強の質の個人差やテストの難易度の運の要素も点数に大いに関わってきます。私はそれを経験しました。点数が上がらなくなってきたとき、下がってしまったとき、前を向き、再び勉強ができる忍耐力が大事です。

第2言語の勉強を始めるにあたって時期は関係ありません。早ければ早いほど有利、チャンスだと思ってください。私の中での一番の後悔は勉強する時期が遅かったことです。私は4年生で勉強を始めましたが、学校の勉強や就職活動の忙しい時期と重なり中断しました。もう1年早くTOEICに出会っていたらと思うばかりです。やはり中断した分の巻き返しはしんどかったです。ですから少しでも興味があるなら今から始めてください。

最後に今後、私の点数を超える人が増えることを期待します。私や中澤さんのページを参考にしつつ、先生に適切な勉強法を聞き、800点以上が取れる人が増えればいいですね。特に部活の後輩には期待してますよ。私もこれから頑張ります。

 

最後に高畑先生からのひとこと

 電気電子コースの勉強をしながら、電気工事士二種や危険物取扱者乙4種など専門の資格を取りながらで多忙な生活なのに、週末や夏休みなど上手く空き時間を見つけて、よく短期間で集中してここまで点数を上げて、さらにそれを進路に活かすことができ、本当に充実した学生生活を送られました。

 また、近大高専優秀賞の受賞もおめでとうございます。社会に出てから英語をどのように使っているかも、忙しいと思いますがまた時々このHPでも報告できるよう教えて下さい。今後はグローバル・エンジニアとしての益々のご活躍を期待しています。

 

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